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浜崎健立現代美術館

「浜崎健立現代美術館」は、美術家・浜崎健により大阪・南船場で1994年に開設されたギャラリーです。 
当時の南船場は、所謂ミナミ(心斎橋・難波)ではない、辺鄙な何もない殺風景なエリアでした。
その家賃の安さや、ミナミエリアからの絶妙な距離感が相まって、個性的な個人店(バーやショップ)が少しずつ顕れ始めました。
そこに、グラフィックデザイナーやファッションデザイナーなどクリエイターの事務所も増え始め、一躍、クリエイティブなイメージの街として注目を集めたのです。
その当時から、浜崎といえば、スキンヘッドにサングラス、赤い衣装をまとった「赤い人」として、大阪はもちろん、国内外の現代アート愛好家からの知名度が高く、メディアでも度々取り上げられる現代美術のアーティストとして知られていました。

「浜崎健立現代美術館」はその名の通り、「浜崎健」と「県立現代美術館」の語呂合わせで生まれた一風変わったギャラリーで、名称もさることながら、そのビジュルは外観から内装の細部に至るまで、浜崎がこだわる「赤」一色で統一されており、「ギャラリーと言えば白」という大前提を覆したアバンギャルドな空間となっています。
ギャラリーでは、浜崎本人の展覧会を中心に、浜崎がキュレーションする様々な展覧会も開催しております。

 https://kenhamazaki.jp

アーティスト・浜崎健

20歳で渡英後、制作活動を開始し、1992年より大阪・東心斎橋にてギャラリーの運営をスタートしました。
その後、南船場に移転し「浜崎健立現代美術館」を開館、自らの展覧会のほか、自身のキュレーションによる様々なアーティストの展覧会を開催。
全身を赤で纏うその姿は、一度会ったら忘れられない強烈な印象を残します。

1992年に開催した初めての個展「赤のインスタレーション展」に始まり、ほぼ年に一度のペースで自身のギャラリーをベースに作品を発表してきました。
他のギャラリーでも、パリ「Gareries Lafyette」、ニューヨーク「KUMUKUMU Gallery」、サンフランシスコ「New People」など、海外のギャラリーでも個展を開催。
グループ展では、「ヴェネチアビエンナーレ」「神戸ファッション美術館」「Bunkamura Gallery」での展覧会にも参加。
世界の2大オークション会社である「サザビーズ」にも出品、落札された実績があります。

そして何より、浜崎の代表的な活動であるパフォーマンスでは、「Red Tea Ceremony」と称した「お茶会」を、これまでに国内外で300回以上開催してきました。
中でももっとも知られるのが、毎年8月にネバダ州の砂漠で行われるアートフェス「バーニングマン」でのお茶会で、その姿はバーニングマンのアイコンとして各国メディアのメインビジュアルとして取り上げられるなど、フェスにおいて象徴的な存在として知られています。